チェジュ航空、イースター航空の買収契約を破棄

イースター航空

チェジュ航空は、イースター航空の買収契約を解除した。

3月2日に、イースターホールディングスからイースター航空株を取得することを発表していた。買収金額は約545億韓国ウォン(約49.1億円)で、すでに履行保証金を支払っていた。

チェジュ航空は、大手財閥の愛敬グループの企業で、韓国のLCCではトップシェアを誇る。イースター航空は韓国のLCC業界5位。愛敬グループは、錦湖アシアナグループからアシアナ航空を買収する意向を示し、入札にも参加していたものの、優先交渉権者には選ばれなかった。チェジュ航空はイースター航空の買収により、コストダウンや競争力の確保などのシナジー効果を見込んでいた。

韓国の朝鮮日報や中央日報は、破産手続きや従業員1,600人の失業が避けられない見通しであると報じている