JTBパブリッシング、終戦直前の時刻表復刻版を付録とした「JTB時刻表」を発売

JTBパブリッシングは、終戦直前の1945年7月発行の“たった1枚の時刻表”復刻版を特別付録とした「JTB時刻表 2020年8月号」を7月20日に発売した。

終戦直前の1945年7月1日発行号では、戦火が激しくなり、月刊での時刻表発行が難しくなったほか、急行列車の削減や特急列車の全廃、列車の速度低下、1等車・食堂車・寝台車の廃止など、次々と旅客輸送を縮小する措置がとられたことで、”たった1枚の時刻表”となったという。一方で全国の主要な路線が掲載されているほか、東北本線の始発列車が上野発午前5時10分であるなど、現在のダイヤの原型をみることができる興味深い時刻表となっている。7月29日発行予定の「時刻表完全復刻版1988年3月号」とあわせて、発行当時の様子をうかがい知ることができる貴重な資料として活用できるとしている。

巻頭カラーページでは、芸能界や音楽界で活躍している鉄道ファンの方々11人から、鉄道への「思い」と、これからの鉄道界への「エール」を語っている。

サイズはB5判、価格は1,095円(税別)。全国の書店などで販売する。