西鉄、「はかた号」に新型車両導入 7月から

はかた号

西日本鉄道は、福岡・北九州~東京線「はかた号」に新型車両を、7月1日より導入する。

個室型の「プレミアムシート」4席と、3列独立シートの「ビジネスシート」18席の計22席を配置している。バスは三菱ふそうトラック・バス製で、導入台数は2台。安全システムも搭載している。

「プレミアムシート」は、本革の座席で、座席幅56センチ、ピッチ135センチ、背もたれ幅69センチ。背面マッサージや150度の電動リクライニング、電動レッグレスト、座面送風、背面ヒーターも搭載する。専用の空気清浄機、USBポート、無料Wi-Fi、ワイヤレス携帯充電器、フットレストも備える。

「ビジネスシート」は、本革+モケットの座席で、座席幅46センチ、ピッチ95センチ。リクライニング角度は143度、レッグレスト、フットレストも備える。USBポート、無料Wi-Fiの利用もできる。

大人片道運賃は、「ビジネスシート」が12,200円から16,400円で、需要に応じて5段階の運賃を設定する。「プレミアムシート」は「ビジネスシート」運賃に5,100円を追加することで利用できる。往復運賃の設定はない。

はかた号は、1990年10月12日に、福岡と東京の約1,161.8キロを結ぶ高速バスとして運行を開始。2009年には2階建て車両、2014年には個室型シートを導入していた。4月11日から、新型コロナウイルスの影響で運休していたものの、運行再開に合わせ、新型車両を導入する。