アメリカ、一部のビザの年内発給停止 国内の雇用確保

トランプ大統領は、現地時間6月22日、非移民ビザのアメリカへの入国制限に関する大統領布告を発表した。6月24日午前0時1分に発効する。

特殊技能職に発給するH1-Bビザ、熟練・非熟練労働者に発給するH-2Bビザ、企業駐在員に発給するLビザ、交流訪問者に発給するJビザを取得して、アメリカに入国しようとする場合に対象となり、発効日時点で、(1)アメリカ国外に滞在し、(2)有効な非移民ビザを有しておらず、(3)発効日時点で有効もしくは発効日以降に発給され米国への渡航・入国申請を許可する、ビザ以外に有効な正式な渡航書類(トランスポーテーションレター、適切なボーディングフォイル、臨時入国許可書等)を有していない、3点全てに該当する人が対象となる。

合法的な永住権を有する人、アメリカ人の配偶者や子である人、アメリカの食品サプライチェーンに不可欠な一時的労働力もしくはサービスを提供するために入国しようとする人、国務長官や国土安全保障長官またはこれらの指名する者によって入国することが国益にかなうと判断された人は対象外となる。

期間は12月31日までで、延長される場合もある。