カタール航空、ヴェネツィアへの運航再開 欧州3路線では増便も

カタール航空は、ヨーロッパ路線で運航再開や増便を行う。

ドーハ〜ヴェネツィア線を7月15日より再開し、週3便を運航する。ビジネスクラス22席、エコノミークラス232席の計254席を配置した、ボーイング787-8型機を使用する。

また、ドーハ〜ダブリン・ミラノ・ローマ線は6月13日から増便し、毎日運航する。アジア太平洋地域の各地からドーハを経由した乗り継ぎも可能で、シームレスな接続を提供する。

機内では、客室乗務員がフェイスマスクや手袋などの個人用保護具を装着するほか、乗客との接触機会を減らすためにサービスの変更などの対策を行う。乗客には、フェイスカバーを装着することを求める。さらに、航空券の日付変更を無制限とするほか、年内に旅行を完了する場合に限り、元の目的地から5,000マイル以内であれば目的地を運賃差額なく変更できるようにする。

アクバル・アルベイカー最高経営責任者(CEO)は、「世界で最も象徴的で人気のある観光地の1つであるヴェネツィアへのサービスを再開できることを嬉しく思います。この危機を通じて、私たちは人々が帰国することを手伝い、影響を受けた地域に医療援助と必需品を輸送することに焦点を当ててきました。ヴェネツィアへのサービスの再開は、私たちの航空会社だけでなく、世界の観光産業にとっても重要なマイルストーンであり、国際的なレジャー旅行の段階的な復帰の始まりを示しています。海外からの観光に依存するヴェネツィアの多くのビジネスをサポートし、需要の増大に応じてこれらのフライトを拡大することを楽しみにしています」と期待を示した。

カタール航空は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの航空会社が運航を取りやめた中でも多くのフライトの運航を継続し、これまでに180万人以上を本国に帰国させた。日本へは、東京/成田〜ドーハ線を現在も毎日運航している。

■ダイヤ
QR125 ドーハ(08:20)〜ヴェネツィア(13:15)/月・水・金
QR126 ヴェネツィア(16:05)〜ドーハ(22:30)/月・水・金

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