遊園地協会、新型コロナ感染予防ガイドラインを発表 ディズニー・USJなどアトラクションで絶叫不可

東日本・西日本遊園地協会と賛同企業は5月22日、「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を発表した。

ガイドラインは、遊園地・テーマパーク業界において、新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施すべき対策を整理したもの。入園時の対応では、密集・密接・密閉の3密を回避するため、当面の間は収容人員の半分とするなど、施設やアトラクションの利用人員の制限を行ない、必要に応じて事前予約制度の実施も検討。また、入園時に来場者の検温を実施し、37.5度以上の発熱や風邪症状などの不調がある場合は入園を不可にするという。

来場者と従業員には、マスクやフェイスシールドの着用を励行するほか、こまめに手洗いまたは手指消毒を行なうように、放送や掲示物で促す。接客を担当する従業員はマスク着用を必須とするが、エンターテイナーなど業務上マスクの着用が難しい場合は、来場者との距離を1メートル以上空けることと、大量の飛沫を伴う大声での会話や発生をしないことを条件に、出演中のマスク着用を不要とするという。

ジェットコースターなどの乗り物では、来場者にマスクの着用と大声での発声を控えるよう促し、状況によっては、席を空けて着席することも検討。アスレチック・展望台・迷路などでは、密にならないように人数制限を実施する。ポールプールなど、清拭清掃や消毒が難しいと判断した施設は、営業を見合わせるほか、VRアトラクションなどの接触型器具を使用するアトラクションも、道具を適切に清掃できる場合を除いて、営業を見合わせるとしている。着ぐるみとの接触などについては、来場者が着ぐるみと触れ合う、また着ぐるみ側から来場者に触れることのないよう、留意するという。

同ガイドラインへの賛同事業者には、オリエンタルランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、ハウステンボス、富士急ハイランド、横浜八景島、よみうりランド、サンリオエンターテイメントなどがある。