速度引き下げ中の上海リニア、430キロ運転再開へ 需要回復に合わせ

上海浦東国際空港

上海浦東空港と上海市郊外を結ぶ上海リニアを運営する上海磁浮交通発展有限公司は、同路線の最高時速を引き下げたことについて、新型コロナウイルスの影響を受けたものと発表した。情勢に応じて再度、最高時速を430キロに引き上げる。

同路線では5月1日から、最高時速が従来の430キロから300キロに引き下げられていた。当初は理由について言及していなかったが、空港の利用客減少などの状況から総合的に判断した結果だと発表した。今後、移動需要の回復に合わせて最高時速を430キロに戻す方針だという。

なお、最高時速引き下げによる所要時間の増加は1分未満で、利便性にはほとんど影響ないとしている。