旅行代金が半額助成される「Go To トラベルキャンペーン」、早ければ7月開始へ

5月26日午前、赤羽一嘉国土交通大臣は記者会見で、観光振興事業の「Go To トラベルキャンペーン」が、早ければ7月の早い時期から実施できるとの見方を示した。

「Go To トラベルキャンペーン」は、旅行業者経由で期間中の旅行商品を購入した旅行者に対し、代金の半額相当の宿泊割引・クーポン、地域産品や飲食・施設などの利用クーポンを付与するもの。上限は1人あたり1泊20,000円分。

補正予算の成立後、準備を進めており、公募により事務局を立ち上げる段階だという。今後、自治体や観光事業者に事業内容の説明を行い、旅行者に広報を行った後に、販売を開始していくことになるという。旅行業界などからの強い要望もあることから、準備が整い次第、速やかに開始することを目指している。

第1次補正予算では、飲食店やイベント事業者、商店街などの需要喚起を含めた「Go To キャンペーン事業」に、1兆6,794億円を計上していた。

赤羽国土交通大臣は、「感染症の拡大の防止はしっかりと図りつつも、基本的対処方針に示された段階的な観光再開とその先の観光振興への道筋を検討しながら、必要な環境整備に万全を期していきたい」と抱負を述べた。

観光庁は5月27日、「Go Toトラベル事業(仮称)は、日本国内での旅行需要喚起のため、日本国内居住者を想定し、「日本国内における宿泊旅行の費用等を支援するキャンペーン」を実施しようとするもの」として、一部で報道された、外国人旅行者向けのキャンペーンではないことを強調した。