緊急事態宣言、全面的に解除 補正予算は200兆円規模に

首相官邸

安倍晋三首相は、5月25日午後6時から記者会見し、緊急事態宣言を全面的に解除することを表明した。

北海道、東京、千葉、埼玉、神奈川の5つの都道県は、緊急事態宣言を継続していた。全面的な解除は49日ぶり。

政府は約1.7兆円規模の「Go To キャンペーン事業」を展開し、旅行業者経由で旅行商品を購入した消費者に対し、代金の半額相当を割り引く、「Go To Travel キャンペーン」のほか、オンライン飲食予約サイト経由で飲食店を予約・来店した消費者に1人あたり1,000円分のポイントを付与する「Go To Eat キャンペーン」、チケット会社経由で期間中のイベント・エンターテイメントのチケットを購⼊した消費者に最大2割相当の割引・クーポンなどを付与する「Go To Event キャンペーン」なども実施し、需要を喚起する取り組みも行っていく

5月27日には、第2次補正予算を閣議決定する。第1次補正予算を合わせると、国内総生産(GDP)の4割にあたる、200兆円を超える規模となる。中小企業の資金繰りを支援し、持続化給付金の対象も拡大する。