メルコリゾーツ、日本への進出方針変わらず

メルコリゾーツ

メルコリゾーツ&エンターテインメントは、2020年第1四半期の業績を発表した。

営業総収入は8億1,000万米ドルで、前年同期比41%減となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、マカオのカジノ施設の一時閉鎖などが響いた。営業損失は1億4,990万米ドルで、最終損失は3億6,400万米ドルだった。株主配当は停止する。

ローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社は堅実な方法でバランスシートの管理を継続しています。3月31日時点で、12億米ドル以上の現金と現金と同等の資産を保有していました。4月に新たなシニア融資契約を締結しながらも、約16億米ドルのリボルビング借入可能枠をまだ引き出していません。さらに、保有するクラウン・リゾート・リミテッドの株式を売却することで、バランスシートを更に補強しました。この売却に伴う総売却高は3億5,500万米ドルとなりました。」として、経営への影響を最小限に抑えていることを強調した。

日本への進出についても、「世界に類を見ない日本ならではの特徴ある統合型リゾートを横浜が実現することをサポートできる絶好の立場に当社を置くもの」(ホー会長)として、継続する方針を示した。