ロイヤルオークホテルスパ&ガーデンズ運営会社、自己破産を申請 負債約50億円、帝国データバンク調査

ロイヤルオークホテルスパ&ガーデンズ

帝国データバンクによると、ロイヤルオークホテルスパ&ガーデンズを運営するロイヤルオークリゾートは4月28日に事業を停止し、大津地裁へ自己破産を申請した。

ロイヤルオークホテルスパ&ガーデンズは、客室169室やレストラン6軒、プールなどを有する、地上5階、地下1階建てのリゾートホテルで、1990年5月に開業。運営会社のロイヤルオークホテルは資本金は1,000万円で、2002年9月にホテルの不動産を約15億円で買収し、2003年に営業権を継承した。2014年3月期の売上高は約31億2,000万円だった。

前身企業のロイヤルオークシガが破産したことや、出資などの権利関係が複雑に絡んでいたことなどから、金融機関からの支援が得られず、設備投資が限られ、リゾートホテルとしての競争力が低下していたという。2017年12月には、シンガポールのファンドがロイヤルオークホテルの全株式を取得し、経営改善を図ったものの、歯止めが効かず、2期連続での赤字となっていた。

負債は約50億円が見込まれるという。