ヴァージン・オーストラリア、任意管理手続きに着手へ 事実上の経営破綻

ヴァージン・オーストラリア

ヴァージン・オーストラリアが4月20日、任意管理手続きに入ることがわかった。現地メディアの9Newsなどが伝えた。事実上の経営破綻となる。

新型コロナウイルスの影響で運航体制を大幅に縮小しており、14億オーストラリアドルの支援を政府に要請していた。2019年6月期には3億1,500万オーストラリアドルの赤字で、7期連続で赤字を計上している。負債総額は約50億オーストラリアドルに及ぶ。従業員数は16,000人に及ぶ。

シドニー・モーニング・ヘラルドによると、今夜行われる取締役会で決定される見通し。

ヴァージン・オーストラリアは、オーストラリアで第2位の航空会社。4月17日には、2つの企業連合が買収を検討していると報じられていた。3月29日には、東京/羽田〜ブリスベン線の就航を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響で延期している