「タビナカ」運営のFun Group、約12.6億円を調達 観光事業者のサポートや新プロダクト開発に投資

Fun Groupは、中国民生金融傘下のJBCホールディングスや金融機関などから、総額約12.6億円を調達した。

現地ツアー予約サイト「タビナカ」や、現地ツアーに特化したエンターテインメント事業「Fun」を展開している。累計調達額は約20億円となった。

「Fun」は、バンコク・バリ・セブ・ハワイ・ラスベガス・台北の6都市で、現地のツアー会社と連携し、日本と同品質のバスや車を活用したツアーを展開している。ツアーは「タビナカ」のほか、トリップアドバイザーやVoyaginなどの提携サービスを通じて予約ができる。

調達資金は、国内外の観光事業者のサポートや、アライアンスによる事業効率化による「観光業者連合」の形成、ハードウェアを含む新規プロダクトの開発に投じる。自動車内に取り付けができる、観光ガイドアシスタント機能付きの湾曲型スクリーンガラスの開発も計画している。中国民生金融のネットワークを活用した中華圏旅行者の獲得も見込む。

Fun Groupは、2014年1月に設立。旧社名はタビナカで、2019年11月に社名を変更した。これまでに、投資家の千葉功太郎氏や藤野英人氏、中川綾太郎氏のほか、ベクトル、ソースネクストといった事業会社から資金を調達している。2019年5月には、エイチ・アイ・エス子会社のジャスタビやハワイの現地ツアー会社Wakeboard School Hawaiiを買収し、グループ会社は6社に拡大している。

詳細はこちら