ケニアからの邦人帰国、ナイロビ発チャーター便運航へ モンバサを経由、4月18日発

外務省海外安全ホームページ

ケニアからの邦人帰国のため、4月18日にナイロビ発のチャーター便を運航する見通しとなった。

途中、ケニアのモンバサを経由し、成田空港に到着する予定。費用は1人2,900米ドルから3,100米ドルになる見通し。ケニアでは、国際線の離発着を全面的に停止している。

ケニア保健省に派遣されている、玉記雷太JICA疾病サーベイランスアドバイザーは、ケニアの医療体制は脆弱で、新型コロナウイルスへの対応で利用できるICUベッド数は、ナイロビで38床、ナイロビ以外で32床とと少なく、人工呼吸器の数も限られ、体外式膜型人工肺(ECMO)による高度な治療も期待できないとしている。パンデミック状況下では、先進国への緊急搬送は難しく、重症化した場合には極めて危険な状況に置かれる可能性があるとしていた。堀江良一駐ケニア日本国大使は、在留邦人に速やかな帰国を至急検討するよう求めていた。在ケニア日本国大使館とJICAケニア事務所も、人的体制の縮小を検討している。