アメリカン航空、日本線を全便787-8に小型化 中国本土線は夏スケジュール中運休

アメリカン航空(ボーイング787-8型機、ボーイング787-9型機)

アメリカン航空は、新型コロナウイルスの感染が拡大しているアジアやヨーロッパ路線を中心に、運休や減便を追加すると発表した。

アジア路線は、北京/首都・上海/浦東・香港〜ロサンゼルス線と北京/首都・上海/浦東〜ダラス/フォートワース線を夏スケジュール中、ソウル/仁川〜ダラス/フォートワース線を5月1日まで、香港〜ダラス/フォートワース線は7月1日まで運航を停止する。東京/羽田〜ロサンゼルス・ダラス/フォートワース線と東京/成田〜ダラス/フォートワース線は、5月7日から機材をボーイング787-8型機に小型化する。

ヨーロッパや南米線は、マイアミ〜パリ線やダラス/フォートワース・シャーロット〜ローマ線など15路線を運休・減便する。オセアニア線は、ロサンゼルス〜シドニー線を5月1日から6月19日まで、週6便に減便する。

アメリカ国内線は、需要の減少に合わせて、4月の供給能力を7.5%削減する。減便となるのは、利用者の振り替えが容易な路線に限るという。今夏にはシカゴ〜ホノルル線で、ボーイング787-9型機による季節定期便を運航し、国内線に大型機を再配備する。

これらの運休や減便は、発着枠返上の要件免除が行われないことを前提としており、アメリカン航空では一時的な要件の緩和を求めている。認められた場合には、必要に応じてさらに調整を行われる見通し。

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