大分空港、ホバークラフトによる海上アクセスを導入 運航開始は2023年以降を予定

大分県は、大分空港へのホバークラフトによる海上アクセス導入を検討している。

大分空港は国東半島に位置するため、陸路で大分市街へ向かうには別府湾を迂回する必要がある。県では、こうした地理的条件のほか、従来とは別のアクセスを整備することで災害時のリダンダンシーが確保できること、鉄道などの陸上交通と比較して事業費が安く導入期間が短いことを踏まえ、船舶を活用した「海上アクセス」が最も有効かつ効果的と結論付けた。また、県が公開した資料では、ホバークラフトは高速船と比べ、時間短縮効果が大きい、空港側接続距離が短い、負担額が少ない、整備期間が短いなどの利点があるとしている。

船舶は、旅客定員80名程度のバリアフリー対応ホバークラフトを3隻導入する予定で、大分市と空港の所要時間は最短で25分となる。大分市側の発着地は西新地または西大分を候補に今後調整するとしており、500台程度が駐車可能な無料駐車場を併せて整備することも検討している。運航開始は2023年以降を予定しており、県では年間30~40万人台の利用を見込んでいる。

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