外務省、韓国の感染症危険レベル引き上げ 全土への渡航自粛求める

外務省は3月5日、韓国に対する感染症危険情報のレベルを引き上げた。

現在「レベル3(渡航中止勧告)」を発出している地域を除く全土を、「レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)」に引き上げ、一部継続する。「レベル3」が発出されている地域は、大邱広域市、慶尚北道の慶山市、安東市、永川市、漆谷郡、義城郡、星州郡、清道郡、軍威郡。

韓国保健福祉部の発表では、3月5日現在で5,726人の新型コロナウイルスへの感染者が確認されており、1万人あたりの感染者数も高い状態が続いている。

アメリカは韓国全土に、国務省が渡航情報「レベル3(渡航再検討)」、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)も「レベル3(不要不急の渡航延期勧告)」は発出しており、ベトナムや香港など20以上の国・地域は、韓国からの入国を原則的に禁止している。日本も、韓国からの航空便の乗り入れを東京/成田と大阪/関西の2空港に限定し、入国者には14日間は指定場所に待機するよう求める

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