海航集団、流動性リスク悪化で海南省政府とタスクフォース設立

海南航空

海南省政府と多額の負債に苦しむ海航集団(HNAグループ)は、HNAグループの流動性リスクを解決するためのタスクフォースを設立した。

HNAグループは、海南航空や香港航空などの多くの航空会社を傘下に持つ。買収により経営の多角化を目指したが、2017年後半に流動性リスクが表面化。その後は資産の売却を行っていたものの、抜本的な経営の改善には至らなかった。

2月29日に発表した声明で、「関係者の支持を得て、積極的な自己救済を実施していたものの、リスクを完全に解決することはできなかった。2020年初頭の新型肺炎の流行を受けて、流動性リスクは増加した。」とコメントした。