インドネシア当局、外国人118人の入国拒否 中国渡航歴ある日本人1人も

インドネシア法務人権省

インドネシア法務人権省は2月23日、2月5日から23日までの間に、新型コロナウイルス(COVID-19)関連で、外国人118人の入国を拒否したことを明らかにした。

ほとんどが中国国籍保有者であるものの、入国時に14日以内に中国渡航歴がある中国国籍以外の外国人もいた。日本人1人も含まれており、スマトラ島パダンのミナンカバウ空港で入国が拒否されたという。

中国国籍保有者の査証免除、査証発給は一時的に停止しており、中国国籍保有者とインドネシア入国前の14日以内に中国に滞在した全ての外国人に対するインドネシアへの入国を許可していない。香港とマカオ、台湾は含まれていない。2月29日までの措置としているものの、その後は改めて検討する。

インドネシア外務省は、中国本土と勧告の大邱特別市・慶尚北道、イタリアのロンバルディア州・ヴェネト州に渡航禁止措置にあたる最上級の「レベル4」、シンガポールと香港、イタリアのロンバルディア州・ヴェネト州を除く全土に注意喚起を促す「レベル2」を発出し、自国民に注意を呼びかけている。

東京都の2月22日の発表によると、2月15日から19日までバリ島を訪れていた60代男性の新型コロナウイルスへの感染が確認されたという。両国で関連情報を共有し、必要な対応が行われているという。

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