旅館・冨士見荘の運営会社が破産申請 新型コロナウイルスによる初の経営破綻、東京商工リサーチ調査

東京商工リサーチによると、愛知県蒲郡市の西浦温泉で観光旅館の冨士見荘を運営する冨士見荘は、2月21日までに事業を停止し、名古屋地裁豊橋支部への破産を申請した。

冨士見荘は、1956年2月に設立。資本金は9,600万円。客室数は46室で、200畳の大宴会場やコンベンションホールを備えている。2005年12月期には約5億5,000万円の売上高を計上していたものの、業績不振により資金ショートを起こしていた。中国人ツアーの受け入れに注力していたものの、新型コロナウイルスの影響で団体のキャンセルが相次ぎ、事業継続を断念した。

負債は現在調査中。東京商工リサーチによれば、新型コロナウイルスによる初の経営破綻だという。

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