郵船クルーズ、3月・4月出発の「飛鳥Ⅱ」クルーズは予定通り運航へ キャンセルは一部除き取消料徴収

郵船クルーズは、3月と4月に出発する豪華客船「飛鳥Ⅱ」のクルーズを、予定通り運航する。

3月に出発するクルーズは、乗船日前日から14日以内に、中国本土・香港・マカオへの乗り継ぎを含む渡航歴がある人や渡航歴がある人と濃厚接触した場合、37.5度以上の発熱があり、呼吸器症状を有した場合、乗船時に実施する検温で37.5度以上の場合などには、乗船を拒否する。

一部では規定通りの取消料を徴収するものの、自身が14日以内に発熱があり、呼吸器症状を有したことがある場合には、診断書などの証明書を提出することで取消手数料を徴収しない。乗船時に実施する検温で37.5度以上の場合にも、取消手数料は徴収しない。交通費や宿泊費、宅配便などの費用は自己負担となる。

乗船中に体調不良を訴えた場合、症状によっては隔離するか、寄港地での下船を求める場合がある。船内では、共同利用場所を中心に高濃度の塩素系溶剤で消毒を頻繁に実施するとともに、船内に設置したサーモカメラで体表温度を観察する。

郵船クルーズは3月に、横浜発を4本、神戸発を2本の計6本のクルーズを予定している。最も早い日程は、3月19日に横浜港を出発する「春の休日 駿河クルーズ」となる。

プリンセス・クルーズが運航するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、船内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、600人以上の感染が判明。2人が死亡した。

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