外務省、「富嶽三十六景」デザインの新パスポートをあす以降発給

新パスポートデザイン

外務省は、葛飾北斎の「富嶽三十六景」をデザインした新しいパスポートを、2月4日以降に受理する発給申請以降、交付すると発表した。

IC内の個人情報の不正読取り等を防ぐ機能を強化しているほか、偽造防止能力を高めるため、「冨嶽三十六景」のうち24種類をデザインに取り入れ、全ページが異なるデザインとなった。表紙は現在と同様。

新パスポートデザイン

基本デザインの選定は、海外通信・放送・郵便事業支援機構会長の高島肇久氏を代表とし、元マラソン選手の有森裕子氏、慶応義塾大学文学部享受の荻野アンナ氏、俳優の関口知宏氏、東京芸術大学名誉教授の中林忠良氏から構成される次期旅券冊子デザイン選定準備会合メンバーが、「日本的なデザイン」をコンセプトに検討を行い、「冨嶽三十六景」は世界的にも広く知られ、富士山をメインモチーフとしており、日本を代表する浮世絵であることから採用した。

最初の交付予定日は、旅券事務所や在外公館によって異なる。