中国本土全域・香港・マカオの感染症危険レベル引き上げ、不要不急の渡航中止求める 湖北省は渡航中止勧告を継続

外務省は、中国本土の湖北省を除く全域と、香港、マカオの感染症危険レベルを、レベル2の「不要不急の渡航は止めてください」に、1月31日、引き上げた。

新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大していることを受けたもので、発生源となったとされている市場がある武漢が位置する湖北省は、レベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を継続している。

厚生労働省では、武漢からの帰国・入国者に対して、咳や発熱などの症状がある場合には、検疫官に自己申告するよう呼びかけているほか、帰国後にこれらの症状がある場合には、マスクを着用するなどの上で、医療機関を受診するよう求めている。

世界保健機関(WHO)は、1ヶ月で5つのWHO地域に感染者が拡大しており、人から人への感染も認められていることなどから、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言している。

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