アメリカ国務省、中国への渡航情報「渡航禁止」に

アメリカ国務省は、中国本土への渡航情報を、最上級の「渡航禁止(Do Not Travel)」に引き上げた。

新型コロナウイルスの感染者が中国全土に拡大しており、世界保健機関(WHO)による「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態宣言」を踏まえて決定した。アメリカ疾病対策センターによると、アメリカ・シカゴで、新型コロナウイルスの人から人への感染が確認されている。

現地時間1月29日には、武漢から退避するアメリカ大使館職員と一部の民間人を乗せた飛行機が、カリフォルニア州のマーチ空軍基地に到着しており、乗客はアメリカ疾病対策センターやアメリカ保健福祉省がスクリーニングと監視を行う。同30日には、中国本土の大使館や総領事館の職員を退避させることも許可している。

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