大型貨物輸送機「ベルーガ XL」の運用開始 A350の主翼2枚が同時輸送可能に

ベルーガ XL

エアバスは、大型貨物輸送機「ベルーガ XL」の運用を1月9日より開始した。

ベルーガ XLの開発は、2014年11月より開始。エアバスA330-200型機の貨物輸送機をベースとしており、ロールス・ロイス社製のトレント700エンジンを搭載している。全長は63.1メートル、高さ18.9メートル。低い位置に設置されたコックピットや貨物室構造部、胴体後部は新たに開発された。従来機のベルーガ STでは1枚しか運ぶことができなかった、エアバスA350型機の主翼2枚を同時に輸送できる。

2023年にかけて現在運航している5機のベルーガ STを置き換え、欧州の11都市に就航する。就航後は、従来より30%輸送能力が増強され、エアバスA350型機のほか、エアバスA320型機などの単通路機の生産性が向上する。