米イラン情勢緊迫化、米国務省はアメリカ国民にイラク出国を求める

アメリカ国務省は、イラクや中東での緊張状態が高まったことを受け、アメリカ国民に対して直ちにイラクを離れるよう呼びかけている。

アメリカ大使館での領事業務はすべて停止しており、アメリカ国民はバグダッドのアメリカ大使館には近づくことのないよう求めている。

在イラン日本国大使館と在イラン日本国大使館でも、インターナショナル・ゾーン内のアメリカ大使館のアメリカ政府関連機関や軍事基地などに対する攻撃が行われる可能性が高まっているとして、警戒を求めている。

アメリカ国防総省は、トランプ大統領の指示で、現地時間1月2日にイランのソレイマニ司令官をイラク・バグダッドで殺害。イランの最高指導者ハメネイ師は報復を宣言するなど、中東情勢は緊迫化している。

バーレーンのガルフ・エアは、バグダッドとナジャフを発着する便の運航をすでに停止している。ロイヤル・ヨルダン航空はきょうのバグダッド発着便を欠航した。エミレーツ航空やカタール航空は運航を継続している。