HIS、ホテル事業を地方や海外に拡大 ニューヨークや小松駅前に来年開業

エイチ・アイ・エスは、傘下のHISホテルホールディングスが展開しているホテル事業を拡大し、「変なホテル」の地方都市や海外への展開を本格化する。

2020年5月にトルコのカッパドキア(288室)、8月に京都五条(122室)とニューヨーク(92室)、9月に奈良(109室)、秋に小松駅前(約100室)に開業する。この他に、2021年春にトルコ・パムッカレ(約300室)と伊勢(約200室)、2021年夏にソウル(約100室)、2021年秋に仙台(約150室)での開業を予定する。カッパドキアのブランド名は未定、京都五条はウォーターマークホテルとしてオープンする。

この他に、北海道、東北、中部、中国、四国、九州、沖縄の国内各地と、オセアニア、東南アジア、中央アジアでの開業を検討している。3月には京都で2軒、沖縄、沖縄の離島、三重県のアクアイグニス多気で展開する計画を明らかにしていた。

エイチ・アイ・エスでは、新規開業と買収を中心に、ホテル事業の展開を加速する考え。新規開発は大都市から地方都市へとシフトし、買収は大都市圏で積極化することで、2025年10月期にも100軒以上の展開を目指す。2020年10月期は、売上高150億円、営業利益5.5億円を見込む。

なお、エイチ・アイ・エスは、ユニゾホールディングスの株式公開買付け(TOB)を実施したものの、ソフトバンク系のフォートレス・インベストメント・グループがエイチ・アイ・エスを上回る金額でTOBを実施し、失敗。エイチ・アイ・エスは、フォートレス・インベストメント・グループによるTOBに応募し、29億円の売却益を得ている。

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