カンタス航空、札幌就航 シドニー線季節運航、12年ぶり乗り入れ

カンタス航空は、札幌/千歳〜シドニー線を12月16日、開設した。

札幌/千歳発、シドニー発ともに月・水・土曜の週3便を、2020年3月28日まで季節運航する。来冬スケジュールにも、2020年12月14日から2021年2月27日まで季節運航を継続することを決めた。オーストラリアから日本へスキーに訪れる訪日客などの利用を見込む。

出発前に新千歳空港国際線ターミナルで開かれたセレモニーには、カンタス航空アメリカ・太平洋地区統括のスティーブン・トンプソン氏と日本支社長の荻野雅史氏、北海道副知事の浦本元人氏、イアン・ヘンドリー機長らが出席。千歳高校吹奏楽部の演奏とともに、就航を祝った。

シドニー発初便のQF39便は、午前9時39分に出発し、札幌/千歳には午後6時26分に到着した。札幌/千歳発初便のQF40便は、定刻の午後8時5分に出発し、シドニーには翌17日の午前8時18分に到着した。シドニー発の乗客にはカイロ、札幌/千歳発の乗客にはハンドタオルをプレゼントした。

カンタス航空による札幌/千歳就航は12年ぶり。1992年10月から1998年3月にかけて、ケアンズ線を通年運航していた。その後にカンタス航空が設立したオーストラリア航空が、2004年11月から2006年3月にかけてケアンズ線を季節運航した後、オーストラリア航空が全路線の運航を停止。2006年12月から2007年3月まで、カンタス航空が札幌/千歳〜ケアンズ〜メルボルン線を季節運航していた。

カンタス航空は、東京/羽田・大阪/関西〜シドニー線と東京/成田〜ブリスベン・メルボルン線をあわせた5路線を運航することになる。グループでは、ジェットスター航空が東京/成田・大阪/関西〜ケアンズ線と東京/成田〜ゴールドコースト線を運航している。2020年3月29日には、東京/羽田〜メルボルン線を開設し、東京/成田〜メルボルン線を移管する。

■ダイヤ
QF40 札幌/千歳(20:05)〜シドニー(09:05+1)/月・水・土
QF39 シドニー(09:30)〜札幌/千歳(18:35)/月・水・土

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