JTB、新サービス「flappi」を来春立ち上げ ”第三の創業”の中核サービス

JTB(ジェイティービー)は、新サービス「flappi(フラッピ)」を、2020年春に立ち上げる。

企業と従業員の関係性が大きく変化する中、従業員にとっての提供価値(Employee Value Proposition、EVP)が重要な経営課題であることから、新たな取り組みとして「JTB EVP」を始める。

JTB EVPは、課題を可視化する「サーベイ分析機能」、課題抽出・施策提案・効果検証を行う「コンサルティング機能」、課題解決策としてJTBが培ってきた法人顧客とその従業員の関係性強化に資するサービス群を提供する「施策提供機能」などから構成されるもので、flappiはこれらの中核サービスとなり、グループのJTBベネフィットを通じて提供する。開発は、組織コンサルティングを手掛けるシグマクシスとグロービスが手掛ける。

flappiは、わたし(I)が羽ばたく(FLAP)という意味の造語。従業員の人事データ、能力・資質データ、価値観やライフスタイルなどのパーソナルデータに加え、連携する各種サービスの利用状況から収集した行動データを分析し、従業員個人に合ったサービスをレコメンデーションすることで、従業員の働きや充実した生活をサポートするサービス。

JTBは、創業期をチケット代売モデル、第二の創業をパッケージ旅行販売とし、従来のビジネスモデルを基盤とした変革を進めている。「JTB EVP」は、「第三の創業」として展開する基幹サービスとなる。