京急・ドコモ・横須賀市の3社、AI運行バスの実証実験 バスのない地域の住民に外出機会を創出

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京浜急行電鉄、横須賀市、NTTドコモの3社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同でオンデマンド乗合交通「AI運行バス」を運行する。

実証実験は、横須賀市内のバス路線の無い逸見地区やその周辺住民を対象に、NTTドコモが開発する「AI運行バス」を運行し、日常生活に必要不可欠な医療施設や商業施設、健康増進施設などを連携させることにより、住民の利便性向上と健康増進、社会保障費抑制や地域経済活性化を目指す。

実験方法は、利用者のスマートフォンのアプリや、コールセンターへの電話依頼による配車予約に応じて、AIがリアルタイムに乗車車両を決定する。利用者はそれに乗車することで時刻表に縛られることなく移動ができる。また、「AI運行バス」の利用者に地域の施設や店舗の情報発信とクーポン配布ができる集客サポート機能を行い、住民の外出機会を創出する。

今回の実験では、京急中央交通が有料で運行し、京急線の駅や京浜急行バスのバス停付近への乗降ポイントの設置による基幹交通とのスムーズな接続も実現する。また、決済手段として交通系ICカードの利用も期間途中から開始する予定。

実験は12月9日から2020年2月24日まで実施し、12月27日から2020年1月6日までは休止する。運行時間は午前9時から午後7時まで。料金は大人300円、小学生150円、未就学児無料。利用する際には、アプリやコールセンターから予約が必要となる。

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