日本のパスポート、引き続き”世界最強” 190カ国・地域にビザなしか到着ビザで入国可能 

ヘンリー&パートナーズ

ヘンリー&パートナーズは、2019年第4四半期のビザなし、もしくは到着ビザで入国できる国が最も多いのは、日本とシンガポールであることを明らかにした。

日本とシンガポールは、最大227カ国・地域のうち190カ国・地域で、ビザなし、もしくは到着ビザで入国できる。ヘンリー&パートナーズでは、「アジア諸国がグローバルな経済活動とグローバルモビリティーの両方に関し、世界のリーダーとして確固たる地位を確立している」と、アジアの躍進を評価した。

2位は韓国(188カ国・地域)、3位はデンマーク・イタリア・ルクセンブルク(187カ国・地域)だった。イギリスとアメリカは6位で、2014年の1位から大幅に低下した。最下位はアフガニスタンで、わずか25カ国・地域だった。過去の4四半期では、アラブ首長国連邦(UAE)が最もランクを上げ、15位となった。

シラキュース大学のウグル・アルトゥンダル氏とピッツバーグ大学のオメル・ザルプリ氏は、上位の国は、「経済的自由、なかでも投資、金融、ビジネスの自由でも上位にランクされている」としており、ヘンリー&パートナーズのクリスチャン・H・ケラン会長も、「ビザの自由と、ビジネス・投資の自由、司法の独立性、財政の健全性、財産権などの利便性との間に強い相関関係が存在する」とした。