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シンガポール政府、統合型リゾート2施設の独占保証延長 セントーサには「スーパー・ニンテンドー・ワールド」建設
シンガポール政府は、国内の2つの統合型リゾート(IR)の拡張と、独占保証の延長を認めた。
シンガポール国内には、ラスベガス・サンズが運営するマリーナベイ・サンズと、マレーシアのゲンティンが運営するリゾート・ワールド・セントーサの2つのカジノが存在している。独占保証は2017年までで、延長にあたっては追加投資を前提としていた。
マリーナベイ・サンズは、新たなホテルと15,000席を完備した最先端のアリーナ、全室がスイートの約1,000室の客室、屋上にスカイルーフのプールと有名レストランを備えたホテルタワー、MICE施設を建設する。リゾート・ワールド・セントーサには、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール内に世界4箇所目となるスーパー・ニンテンドー・ワールドを新設する。両施設ともに、45億シンガポールドルを投資する。
これに伴い、カジノ施設の拡大を認める。これまでは広さの上限を15,000平方メートルとしていたものの、マリーナベイ・サンズは2,000平方メートル、リゾート・ワールド・セントーサには500平方メートルを追加できるようにする。テーブルゲームやマシーンの設置台数も増加させる。
また、シンガポール国民と永住権保有者に対し、4月4日から、入場料を100シンガポールドルから150シンガポールドルへ、年間パスは2,000シンガポールドルから3,000シンガポールドルへと引き上げた。
シンガポール政府は、2005年にカジノを合法化し、2010年にマリーナベイ・サンズとリゾート・ワールド・セントーサをオープンした。シンガポールでは直接雇用35,000人、経済効果は15億シンガポールドルで、国内総生産(GDP)を6%引き上げた。両施設には、VIP顧客には5%、一般客には15%のカジノ税を課しており、2022年3月からVIP客は8%から12%、一般客は18%から22%に引き上げる意向。
マリーナベイ・サンズはビジネス客をターゲットとしており、敷地面積は約20.6万平方メートル。リゾート・ワールド・セントーサはファミリーやレジャー客をターゲットとしており、敷地面積は約49万平方メートル。