ANA、伊丹空港のラウンジリニューアル コンセプトには千利休の心

2019年1月30日 水曜日 8:54 PM

全日本空輸(ANA)はきょう30日、2月1日にリニューアルオープンする伊丹空港の国内線ラウンジをメディアに公開した。

公開されたのは「ANA SUITE LOUNGE」および「ANA LOUNGE」。リニューアルは建築家の隈研吾氏が監修し、コンセプトの「一期、一会」には、“伝統的日本美”と“先進性”を融合したこれまでにない新しいラウンジ空間を提供したいという思いを込めた。ANA大阪空港支店長兼ANA大阪空港社長の衛藤勇氏は、「一期一会は元々、(大阪に縁のある)千利休のおもてなしの心を表した言葉とされている。この大阪・関西地区から発信され、育まれてきた心がこの言葉に込められている」と説明する。

ラウンジフロアは3階から4階に移設され、両ラウンジの合計面積は約1.2倍に拡張された。保安検査場を通って右手にある入り口からラウンジフロアに上がると、ランプエリアを見下ろす長い窓を背にした受付が利用客を迎える。このような窓が背景となった受付カウンターはANAラウンジとしては初めてだという。鏡面仕上げのカウンターが景色と一体になり、明るく開放感のある空間を演出している。特徴的な天井部分は飛行機のフラップがモチーフになっている。

受付左側は「ANA SUITE LOUNGE」。座席数は約130席で、ブラウンのウォールナットの木を使用した「大和壁」が高級感のある上質な空間を演出している。天井は受付部分と同じく飛行機のフラップをイメージしたもの。

中央の大テーブルには栓の板を積み上げたディスプレイが設置され、隈研吾建築都市設計事務所が選定した工芸品を展示して地域性を演出している。展示品は、ANAのイメージカラーである青を基調とした伝統的かつ現代的なものとして選ばれた、大阪のガラス、京都の京団扇、京焼・清水焼、竹工芸。「ANA LOUNGE」でも同じような展示があるが、各ラウンジで工芸品のデザインが異なる。「大阪を訪れる方のみならず地元の方にとっても、伝統美と先進性を感じでいただけると思う」と衛藤氏。

奥にはセンターテーブルを囲むように座面の深いソファが並べられた、ゆっくりとくつろげる空間が広がる。

フードコーナーでは通常のメニューに加え、地域にちなんだメニューとしてMannekenのワッフルを提供。3月末まではラウンジリニューアルオープンとバレンタインデーにちなんだチョコレート味、4月以降はプレーン味を用意する。また、ANAオリジナルの明石焼きも3月末までの期間限定で提供する。

「ANA LOUNGE」は「ANA SUITE LOUNGE」の対面にある。

壁には栓の木(センノキ)が使用され、落ち着きのある「ANA SUITE LOUNGE」に対して、明るく軽やかな空間が演出されている。座席数は約330席で、滞在時間が短い利用客も気軽に立ち寄ってくつろげるよう、長い座面に小さなテーブルを配した新デザインのソファシートなどを設置した。

また、今秋にはラウンジに直結する室内型カウンター「ANA PREMIUM CHECK-IN」が新設される予定だ。衛藤氏は、「伊丹空港は2020年に全面リニューアルオープンを迎える。伊丹空港がさらに魅力を増す途上にある中でラウンジが新しくなり、その進化の一端を担うことできるのも大変嬉しく思う」と話した。

なお、ANAは伊丹空港のほか、那覇空港、福岡空港においても国内線ラウンジのリニューアル・新設を進めており、2月7日には福岡空港の「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」が、2月28日には那覇空港の「ANA SUITE LOUNGE」がオープンする。

ANA執行役員大阪空港支店長兼ANA大阪空港社長 衛藤勇氏(左から2人目)、
ANA CS&プロダクト・サービス室商品戦略部長 原雄三氏(右から2人目)

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