フォークリフト技術の日本一を競う JALグループ就航国内28空港が対抗戦

JALカーゴは11月12日、羽田空港のJALメインテナンスセンターで、第4回「JAL CARGO日本地区フォークリフト大会」を開催した。JALグループ便が就航する国内28空港29チームの57人が参加し、個人戦と2人1組のチーム戦を戦った。

技術向上と空港間のコミュニケーション強化などにつなげることを目的として開催しており、今年で4回目。

個人戦は6分半の制限時間内に、貨物コンテナの中に擬似貨物として設置された針付きのバネのまわりに設置した風船をできるだけ割らずに、貨物をフォークリフトで持ち上げて障害物があるコースを前進、後退しながら周回し、指定場所まで運ぶ。目視や指差呼称などの日々の作業に必要なタスクを減点方式で採点した。

チーム戦は7分半の制限時間内に、貨物コンテナ内のポールに立てられたバスケットボールをできるだけ落とすことなく、ゴールまで2人1組で運ぶ。1人目は貨物コンテナを持ち上げて前進、後退しながら周回し、トラックをイメージしたサポーター上にコンテナを積載する。2人目はその貨物コンテナを撮り下ろし、同様にゴールまで運ぶ。こちらも減点方式で採点した。いずれも制限時間を超えると失格となる。

個人戦は成田空港の曲木光平さん(JALカーゴハンドリング)が優勝、2位は伊丹空港の畑雄一郎さん(JALグランドサービス大阪)、3位は松山空港の村口一さん(西鉄エアサービス)だった。

チーム戦は成田空港の曲木光平さんと名雪翔太さん(JALカーゴハンドリング)が優勝、2位は那覇空港の中山武年さんと登野盛大輔さん(JALスカイエアポート沖縄)、3位は羽田空港(国内)の三宅倫史さんと齋木佑介さん(JALグランドサービス)だった。役員賞は三沢空港の大滝信代志さん(三八五観光)と熊本空港の竹山藍華さん(西鉄エアサービス)が受賞した。チーム戦優勝者には香港で開催される、HACTL International Forklift and Pallet Building Competitionへ観戦招待する。