大井町線の指定席サービス「Q SEAT」、12月14日開始 均一400円

東京急行電鉄(東急)は、大井町線での有料座席指定サービスの愛称を「Q SEAT」に決定した。12月14日から運行を開始する。平日夜の有料座席指定サービス導入は同社として初めて。

同サービスについては3月27日から5月6日まで愛称募集を行っており、総応募件数3,585件の中から、東急の「Q」、品質(Quality)の「Q」、迅速(Quick)の「Q」に、座席を表す「SEAT」を加えた「Q SEAT」をサービス名に選定した。「Q SEAT」として運用する車両は、現在運行している大井町線6020系7両編成のうち3号車をロングシートからクロスシートへ転換できる車両に置き換え、大井町発・田園都市線直通の急行長津田行きとして運行。既存車両よりも広い座席、電源コンセントとカップホルダーを設置しているほか、車内Wi-Fiサービスも無料で利用できる。

指定料金は400円均一。指定券は専用サイト「Qシートチケットレスサービス」および各駅有人改札窓口で販売する。発売開始は乗車当日で、乗車日前の予約購入はできない。

乗降可能駅は大井町、旗の台、大岡山、自由が丘で、二子玉川、溝の口、鷺沼は降車専用駅となる。また、たまプラーザ~長津田間はフリー乗降駅となり、指定券不要で利用できる。