小田急、箱根エリアで総額100億円規模の大型投資 海賊船・ロープウェイの新造など

箱根観光船・箱根ロープウェイ・箱根登山鉄道・箱根登山バスなどを展開する小田急箱根グループは、今年度から2020年度にかけて、乗り物の新造や駅舎改良をはじめ、総額100億円規模の大型投資をスタートした。

芦ノ湖で箱根海賊船を運営する箱根観光船は、2019年に新型海賊船を導入する。内外装のデザインは、多数の鉄道会社で実績のある、水戸岡鋭治氏が代表を務めるドーンデザイン研究所が担当する。

箱根ロープウェイは、早雲山~大涌谷間に、安全性能に優れたゴンドラ「TARIS」を導入する。営業開始は2021年4月を予定している。

箱根登山鉄道は、2014年就役の最新車両「アレグラ号」を2019年から2020年にかけて増投入する。箱根登山バスも、輸送力の高い大型車両の増備を行い、ラゲージスペースを備えて、大型荷物に対応する。

そのほか、既存の駅や車両の改修などを行い、国内外からの観光客の回遊性を高めていく。