土日で行ける ?ロシア旅行 東京発着ユジノサハリンスク滞在レポート【坂部秀治の航空よもやま話】

1時間程度の短いフライトであるが、機内食とソフトドリンクサービスが実施される。今回はライトミールとしてサンドイッチ(チキンもしくはチーズ)とホットティーをセレクトした。国内線・国際線でサービス内容に差異はなく、このあと搭乗したウラジオストク~東京/成田線も同一メニューであった。

帰国便となる4フライト目、前便に引き続きワンワールドに加盟しているS7航空を利用した。リニューアルが図られたウラジオストク空港、空港鉄道や定額タクシーも乗り入れている。英語放送も実施されておりロシア語に不慣れでも利用しやすい。

ウラジオストク空港のチェックインカウンター。エコノミークラス利用者レーンとビジネスクラスとワンワールド上級会員が利用できるレーンが分けられている。同便は日本航空、シンガポール航空とのコードシェアを行っているためか、幾分サービススキルが高いように見受けられた。

出国エリアにはラウンジが設けられている。ビジネスクラス利用者・ワンワールド上級会員・プライオリティパス保持者すべてこちらを利用することとなる。取材時点でコールドミールオンリーだが、ブリヌイ(ロシア風クレープ)や魚の燻製といったご当地料理を味わえる。

エコノミークラスの座席配列は「3-3」、シートピッチも標準的であり、窮屈さは感じないだろう。エアバスA320-200型機のセーフティーカードはコーポレートカラーのモスグリーンで統一されており、ポップな印象だ。

機内食のサンドイッチとホットティー。前述の通り、ユジノサハリンスク~ウラジオストク間と同一メニューだ。少々物足りなさを覚えるかもしれないが、距離や機材を考慮すれば妥当だろう。余談だが成田発着国際線において、ウラジオストクは2番目に近い目的地でもある。

少々駆け足となってしまったが、ロシアの航空会社2社のサービス内容や雰囲気を感じ取ってもらえただろうか。あくまでもモデルプランとして紹介しているが、皆さんにはぜひ長期滞在のなかで様々な観光体験を行ってほしいと思う。今回の旅程でユジノサハリンスクに約17時間滞在、弾丸旅行に慣れた皆さんからすれば上出来かもしれない。

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