アジア・マイル、路線や予約クラスに応じて一定マイル付与などの内容改定 日本線の特典交換がよりお得に

キャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空のマイレージプログラム「アジア・マイル」は、6月22日にプログラムの内容を改定する。

キャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空利用時の積算マイル数は、客室クラス、予約クラス、距離ゾーンの組み合わせで決定する。東京/羽田・東京/成田〜香港間をエコノミークラス、予約クラス「S・N・Q」で利用した場合、改定前の積算マイル数は451マイルであるものの、改定後は1,000マイルとなり、大幅に増える。予約クラス「M・L・V」で予約した場合、改定前のマイル数は1,803マイルであるものの、改定後は1,800マイルとなり、若干減ることになる。6月21日までに発券し、6月22日以降に搭乗する場合、改定前と改定後のマイル数のうち、多いほうのマイルを積算する。

また、キャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空の特典航空券はすべて片道ごとの設定となり、往路と復路で違う客室クラスの利用ができるようになる。必要マイル数はエコノミークラスではすべての路線で同じもしくは少なくなる。上級クラスでは長距離線を中心により多くのマイルが必要となる。沖縄/那覇を除く日本発着香港線のエコノミークラスでは、従来は片道20,000マイル、往復30,000マイルが必要であるところ、改定後は片道10,000マイル、往復20,000マイルとなる。香港〜ニューヨーク線のビジネスクラスでは、従来は片道85,000マイル、往復145,000マイルが必要であるところ、改定後は片道は85,000マイルで据え置きとなる一方、往復では170,000マイルに増える。

提携航空会社特典航空券の必要マイル数も改定する。路線により必要マイル数は多少増減する。日本航空(JAL)で東京〜台北間を利用する場合、片道での利用はできず、往復では従来50,000マイル必要であるところ、60,000マイルに増加する。アメリカン航空で香港〜ダラス間を利用する場合、従来は片道55,000マイル、往復90,000マイルが必要であるところ、改定後は片道では47,000マイルに減少する一方で、往復では94,000マイルに増加する。

予約システムも刷新する。スタンダード特典、スタンダード特典より多くのマイルが必要で予約可能座席数が多いチョイス特典、最も予約できる座席数が多いテーラード特典の3タイプを用意する。事前予約はスタンダード特典は最大353日前、それ以外は360日前から受け付ける。