外務省、イスラム教のラマダン月のテロ事件に注意喚起の広域情報発出

外務省は、5月15日頃から6月17日頃にかけて、イスラム教のラマダン月とラマダン明けの祭り(イード)に当たり、近年はラマダン月とその前後に世界各地でテロ事件が発生していることから、注意を促す広域情報を発出した。

今年のラマダンは5月15日から6月14日頃にかけてで、イスラム教徒は日の出から日没まで断食を行う。ラマダン終了後には約3日間、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われる。ラマダン月の期間は目視による月齢観測に依拠するため、日程は直前に変更されることもある。

近年はイスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等が、ラマダン月の期間にテロを呼びかける声明を発出している。現時点では同様の声明は確認されていないという。

外務省では、最新情報の入手に努め、テロの標的となりやすい場所を訪れる際には安全確保に十分注意を払うほか、情報収集には「たびレジ」を活用するよう呼びかけている。

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