ANA「HELLO 2020 JET」、大会成功への願いを乗せて初就航 きょうから日本各地へ

全日本空輸(ANA)の特別塗装機「HELLO 2020 JET」がきょう1月29日、東京/羽田発福岡行きのANA243便として初就航した。

「HELLO 2020 JET」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたボーイング777-200型機の特別塗装機で、一般公募によりデザインを決定。機内のヘッドレストカバーや客室乗務員のエプロンには両大会のエンブレムがあしらわれている。きのう28日には、ANA格納庫でお披露目式が行われた。

この特別塗装機の初就航に合わせて、同便が出発する羽田空港第2ターミナル59番ゲート前では記念式典を開催。

出席した同社所属の競泳の瀬戸大也選手は「カラフルな機体が日本各地を飛び回るということで、東京オリンピックへの動きを感じ、気持ちが引き締まる」と話し、「東京オリンピックではリオ(オリンピック)よりもいいメダルを目指したい」と意気込んだ。

搭乗が始まると、ゲートでは瀬戸選手やANA社員らが、「HELLO 2020 JET」デザインの記念タグと搭乗証明書をひとり一人にプレゼントした。

同便は午前8時20分、羽田空港を出発。乗客387名と、東京オリンピック・パラリンピック成功に向けた思いを乗せて日本の空へ飛び立った。今後は日本全国の路線に就航する。

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