てるみくらぶ、債権者集会開催 粉飾決算は2013年から

自由自在は第1種旅行業者として、海外旅行商品を販売していた。当初は旅行代理店向けの卸売業を行っていたものの、商号を自由自在に変更後はインターネット販売に特化した旅行商品の販売を行っていた。航空券の発券や宿泊施設の手配はてるみくらぶを通じて行っていたものの、てるみくらぶが破産手続き開始の申し立てを行ったことから、3月30日に破産手続きを開始を申し立てた。

てるみくらぶホールディングスは、2010年12月にてるみくらぶ親会社のアイ・トランスポートが行った株式移転手続きによる設立され、アイ・トランスポートからてるみくらぶ、自由自在の全株式を譲受することで親会社となった。てるみくらぶ、自由自在の経理、財務、総務などの間接部門を担っており、3社の事業資金は相互に融通しながら運営を行っていた。てるみくらぶの金融機関に対する借入金の連帯保証債務などの返済ができなくなったため、3月30日に破産手続き開始を申し立てた。

てるみくらぶでは、過年度の更正請求により、税金の還付が認められれば、債権者に対する配当の可能性があるものとしており、配当を実施する際には利害関係人から弁済の確定、調査検討を行う必要があるとした。自由自在、てるみくらぶホールディングスは現在のところ配当の可能性は低いという。

次回の債権者集会は、2018年5月28日午後2時より開催する。場所の詳細は管財人のホームページで案内する。

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