マリオット、ミレニアル世代向けブランド「モクシー」を東京と大阪に2店舗同時オープン

マリオット・インターナショナルは、東京・錦糸町と大阪・本町にモクシーホテルを、11月1日に同時開業した。

「モクシー東京錦糸町」は10階建てで、205室を設けた。地下にはジム、ランドリー、会議室、1階にはバー&ラウンジ、2階から10階は客室を設けた。ほとんどの客室階に共用のアイロンルームも設けている。「モクシー大阪本町」は155室を設けている。心斎橋や難波などへのアクセスも良い立地。

総支配人はキャプテンと呼ばれ、モクシー東京錦糸町は生沼久氏、モクシー大阪本町は中川繁樹氏が就任した。スタッフはクルーと呼ばれ、制服は黒のパーカー、靴はコンバース、髪の色やタトゥーなどは自由だという。モクシー東京錦糸町では日本語が話せないスタッフもいるほか、イケメン枠もあるという。チェックイン・アウトの機能の担うバーカウンターでは、チェックイン時にウェルカムドリンクも提供する。地元住民にも開放している。

モクシーはマリオット・インターナショナルの低価格帯ブランドで、2014年にイタリア・ミラノにオープン。東京と大阪では展開するホテルの中で最安価格帯のブランドとなる。ミレニアル世代をターゲットとしており、客室にはクローゼットや冷蔵庫、ミニバー、バスタブ、スリッパ、バスローブは備えていない。歯ブラシなどの最低限のアメニティは日本独自の仕様として備えた。ベッド脇にはAC電源とUSB電源を設けており、Wi-Fiも無料提供する。セルフサービスでテイクアウト可能な24時間営業のデリ「Moxy Pickups」では、朝食としてシリアル、フルーツ、ヨーグルト、麺類を用意。ランチやディナーにはスープ、トルティーヤラップサンドやサラダを提供する。現時点での予約は外国人が多いという。

開業前日となる10月31日には、モクシー東京錦糸町でハロウィーンナイト&オープニングパーティーが開かれた。オープン日の11月1日午前0時に合わせてカウントダウンも行い、開業を祝った。フォトレポートは別掲する。