JTB中部、訪日外国人向けに検疫代行サービス 農産物の持ち帰り可能に

JTB中部は、訪日外国人観光客向けに、検疫受検代行サービスを9月28日より開始した。

ヤマト運輸と連携し、中部地方の特産品の果物を事前に検疫を受検を済ませて、帰国日に中部国際空港で受け取ることができる。検疫の受検はJTB中部が代行し、引き渡しはヤマト運輸の空港カウンターで行う。

国によって果物の持ち帰りに必要な条件が違うため、果物の検疫が必要な国もあるという。実際に食べた上で甘さや美味しさが分かった果物を買うことができるほか、帰国日直前に果物を摘み取れることから旬な状態で農産物を購入できる。おみやげとして持ち帰りができる環境を整えることで、農産物の販売拡大を目指す。

まずはタイからの観光客向けに、静岡県袋井市の「クラウンメロン」の検疫受検代行サービスを提供する。価格は1人3,000円(税別)で、配送琉金、検疫受検代行、引き渡し費用が含まれる。発送する地域やサイズにより料金が異なることもある。