シンガポール航空とCAE、共同でパイロット訓練センター設立

シンガポール航空とCAEは、シンガポールに共同でパイロットの訓練センターを設立することで合意した。

チャンギ国際空港近くのシンガポール訓練センター(STC)にボーイングの航空機用シミュレーターを設置し、シンガポール航空グループやその他の航空会社のパイロット訓練を行う。まずはシンガポール航空が持つフルフライト・シミュレーター4基をジョイントベンチャーに移管し、その後CAEの訓練装置を追加していく。ボーイング737 MAX、ボーイング747型機、ボーイング777型機、ボーイング787型機のイニシャル・タイプレーティング訓練やリカレント訓練に対応する。

シンガポール航空のゴー・チュン・ポン最高経営責任者(CEO)は、「航空業界の今後の見通しは明るく、新たにCAE社と設立する飛行訓練のジョイントベンチャーが、航空業界を牽引するハブとして、シンガポールの地位をさらに向上させると確信している。シンガポール航空グループのさらなる成長を推し進める保有機数の拡大とともに、今回のジョイントベンチャーは、当社の訓練だけでなく、この地域に拠点を置く他の航空会社の訓練にも対応していきます。また、世界有数の民間航空教育機関であるCAE社との投資は、新たな隣接事業から得られる収益を拡大するための当社の活動と一致している。CAE 社の専門技術を取り入れたこの訓練センターは、アジア太平洋地域有数のボーイング社製航空機の訓練施設になるものと確信していす。」とコメントした。

当局の認可などを経た後、年内にも業務開始を予定している。

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