JR東日本ら、芝浦の大規模複合施設の整備方針公表 世界的建築家の槇文彦氏が設計

JR東日本、野村不動産、NREG東芝不動産は、「(仮称)芝浦一丁目計画」の整備方針をまとめた。

「(仮称)芝浦一丁目計画」は、NREG東芝不動産が保有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」とJR東日本が保有するカートレイン乗降場跡地を一体とした約4.7ヘクタールの土地に、約10年間かけて段階的に、オフィス、ホテル、住宅、商業施設などの大規模複合施設の整備を行うもの。高さ約235メートルのツインタワーを建設する。設計はプリツカー賞などを受賞した世界的な建築家である槇文彦氏が手掛ける。

国際ビジネス・観光拠点として、日の出ふ頭の一部を活用した小型船ターミナルなどのの整備・運営などを通じて、舟運の活性化も目指す。JR浜松町駅南口東西自由通路の拡幅・バリアフリー化、カートレイン乗降場跡地を歩行者専用道路として整備することで周辺地区との回遊性を強化するほか、帰宅困難者の受け入れなど防災対応力強化やエネルギーネットワークを構築することで、環境負荷を低減させる。

ツインタワーのうち、N棟は中層階にオフィス、高層階に住宅、S棟は中層階にオフィス、高層階にホテルを設ける。両棟は低層階の商業施設、地下の駐車場でつながっている。

今後は、国家戦略特区の特定事業として認定を受けられるよう、手続きを進めていく。