スクートとタイガーエアウェイズ・シンガポール、合併へ 7月25日を予定

スクート(ボーイング787-9型機)

スクートとタイガーエアウェイズ・シンガポールは7月25日付けで合併し、スクート・タイガーエアに社名を変更する計画であることがわかった。

存続会社はタイガーエアウェイズ・シンガポールで、2レターコードはタイガーエアウェイズ・シンガポールの「TR」、無線などで使用されるコールサインはスクートの「Scooter」となる。

スクート・タイガーエアの機材数は、エアバスA320型機が23機、ボーイング787-9型機が6機、ボーイング787-8型機が8機の計37機となる。すでにタイガーエアウェイズ・シンガポールへはボーイング787-8型機とボーイング787-9型機各1機が移管されており、ウェットリースとしてスクートへ貸し出されている。

両社はシンガポール航空グループの格安航空会社(LCC)で、シンガポール航空が100%を出資するバジェット・アビエーション・ホールディングス傘下にある。タイガーエアウェイズ・シンガポールは、バジェット・アビエーション・ホールディングス完全子会社のタイガーエア・ホールディングスが100%を出資する。合併後のスクート・タイガーエアは、バジェット・アビエーション・ホールディングス傘下となる。

スクートは2011年に設立、シンガポールを拠点に中距離路線を運航している。日本へは2012年に東京/成田〜台北/桃園〜シンガポール線で乗り入れた。現在は、札幌/千歳、東京/成田、大阪/関西の日本3都市に就航している。最新鋭機のボーイング787型機を導入しており、機内インターネットや電源なども有料で提供している。タイガーエアウェイズ・シンガポールは2003年に設立。インドネシアやフィリピン、オーストラリアなどにも展開していたものの、事業を譲渡するか停止している。タイガーエア・台湾はチャイナエアラインと合弁で設立したものの、現在はチャイナエアラインの子会社となっている。

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