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エアバスは、開発中の旅客機エアバスA350-1000型機の初期長距離飛行を行った。
試験機(MSN065)は、エアバスの飛行テストクルー10名とヴァージン・アトランティック航空の客室乗務員13名など、計310名を乗せて、フランス・トゥールーズを離陸し、12時間の飛行を行った。
初期長距離飛行は型式証明取得テストプログラムには含まれない試験であるものの、飛行中の客室環境やシステムの状況を評価し、航空会社による商業運航に向けて客室システムの手順や成熟度を最適化することができるという。飛行中には、空調や照明、防音環境、機内エンターテインメント、ギャレー、電気、化粧室、排水システムなどの客室システムを検査した。型式証明の取得に向けた飛行プログラムは順調に推移しており、初号機は2017年後半にも商業運航を開始する計画。
エアバスA350-1000型機は、エアバスA350-900型機の胴体が延長された機種で、40人以上多くの乗客を運ぶことができる。世界の12社から211機を受注している。