デナリ・エージェンシー、破産開始決定 てるみくらぶの連鎖倒産

東京商工リサーチによると、広告の企画制作を手掛けるデナリ・エージェンシーは、4月27日、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。

デナリ・エージェンシーは1995年に設立、資本金は1,000万円。旅行会社や政府観光局、クルーズ業界、健康食品、化粧品関連を対象に広告仲介やPRの企画製作、ウェブサイトの製作、マーケティングの立案などを手がけ、年間売上高は数億円を計上していた。

てるみくらぶの破産により約3億円から4億円の不良債権が発生し、資金繰りが行き詰った。3月30日に事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任していた。負債総額は債権者約30名に対して約2億3,000万円。破産管財人には髙井総合法律事務所の髙井章光弁護士が選任されている。

てるみくらぶとグループ会社の自由自在、てるみくらぶホールディングスのグループ3社を除き、グループ外で初の連鎖倒産となった。