外務省、イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」で注意喚起 テロの標的となる可能性

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外務省は、11月20日がイスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン(チェヘラム)」にあたることから、テロの標的となる可能性があるとして注意を呼びかけている。

 「アルバイーン」は、預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたとされる命日(アーシューラー)から40日目に実施される喪明けの儀式で、シーア派のイスラム教徒にとって重要な宗教行事のひとつ。モスクなどに集まり、フサインの殉教を追悼する。

現在のところ、「アルバイーン」でテロを行う声明は確認されていないものの、サウジアラビアなどの湾岸諸国でもシーア派住民が多い地域でテロが発生しており、10月の「アーシューラー」期間中にも、アフガニスタンやイラクで「アーシューラー」の行事を標的としたテロが複数発生している。

外務省では、外務省が発出する海外安全情報及び報道等で治安情勢等、渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるほか、テロの標的となりやすい場所を訪れる際には周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるよう呼びかけている。

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