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JALとMAMORIO、航空機整備に先進的なIoT技術を導入する実証実験開始
日本航空(JAL)はMAMORIOと共同で、JALの航空機整備に用いる器材の管理に先進的なIoT技術の導入を検討するための実証実験を開始した。
MAMORIOは、世界最小クラスの紛失防止IoT製品「MAMORIO(マモリオ)」を利用したプラットフォームを個人の所有物を対象に展開している。今回の実証実験はBtoBビジネスへの参入に向け、JALグループの航空機整備会社、JALエンジニアリングと共同で実施する。
今回の実験に用いる作業台は、整備場や駐機場のさまざまな場所に移動させて航空機整備に使用する可動式の器材。従来の作業台はトランシーバーなどで整備士が位置情報を確認していたが、約200台と台数が多く、メインテナンスセンターで一括集中管理することが難しいという課題があった。
実施場所は羽田空港のJAL整備場・駐機場で、MAMORIOは作業台140台など位置情報を把握すべき整備器材に設置される。そのMAMORIOが発する電波を受信することができるスマートフォン端末を整備士が携帯し、MAMORIOの位置情報をMAMORIO社の所有するサーバーに自動送信するというシステム。サーバーに集約された位置情報は、MAMORIO社がJAL専用に新規開発したPC用管理画面から確認可能で、JALメインテナンスセンターにて集中管理が行われる。
パソコン上でその時点の作業台の位置を瞬時に確認できるようにすることで、器材などの資産管理効率化を図る。